育児雑誌『クーヨン』4月号に当園のコメントが掲載されました。園長・副園長の全文紹介!

このたび、育児雑誌『クーヨン』4月号の特集
「園生活で子どもが困りがちなこと 徹底アンケート」に、
当園の園長・副園長・職員のコメントを掲載していただきました。

入園や進級など、新しい生活が始まるこの季節。
全国の現場で子ども達を見てきた先生たちが、
「子どもが困りやすいこと」や「ご家庭でできる準備」について
アドバイスを寄せる特集です。

親子に寄り添ってきた育児誌

『月刊クーヨン』は、50年にわたり多くの親子に寄り添ってきた育児雑誌です。

情報があふれる時代の中で、子どもを大切に育てたいと願う家庭へ、
丁寧に言葉を届け続けてこられた歩みに、心から敬意を表します。

情報が多い時代だからこそ、子どもを見るまなざしを大切に。

その思いは、私たちが日々の保育の中で大切にしていることでもあります。

新生活を迎えるご家庭へ

4月から新しい一歩を踏み出すご家庭へ。

新生活の準備が進むこの時期、
様々な用具を整えていらっしゃる頃かと思います。

それと同じように、
親子で新しい生活を迎える気持ちや生活を整える時間も
大切にしていただけたらと思います。

誌面では特集の都合上、一部のみの掲載となっています。
ここでは、園長・副園長のコメント全文をご紹介します。

*** 園長:河田敏子 ***

生まれて初めて、親の手を離れて集団に入るわけですから、不安や戸惑いでいっぱいだと思います。いやな気持ちを上手にはきだせたら、寄り添って共感し、前向きにそっと背中を押してあげてください。

始めは訳が分からず連れていかれても、次第にいきしぶったり、泣いて抵抗したりということもあるかもしれません。ご両親がご自分の気持ちを押し付けて、あせったり叱ったりすると、逆効果なので、想定内であるとどんと構えてください。気持ちをしっかり受け止めてあげて、楽しいことがあるかもしれないからと想像できるように、そっとはげましてあげてください。

身辺の自立が整っていれば、不安な気落ちは、軽減されるので、衣服や靴の着脱、トイレットラーニングは、時間をかけて自分でできるように上手にお手伝いしてください。どうしてよいかわからないときは、先生に困っているのでお手伝いしてくださいと言えるようにしておくことです。日ごろから、お子様が主体的に行動できるように、選択の機会を与え、判断を先回りしないで、じっくりと待つ姿勢でいることが親として大切だと思います。

*** 副園長:重田雅子 *** 

はじめての保育園、幼稚園生活。
仕事と家庭の両立に、不安を感じていらっしゃる方も多いことと思います。
けれど、親子で、また、家族みんなで協力しながら、必ず乗り越えていくことができます。
その「協力体制」の中に、ぜひお子さん自身も加えてあげてください。
もし子どもが、自分のことを自分でできるようになったら、どうでしょう。
毎日の生活が、少し楽になると思いませんか。
もちろん、そこに至るまでには時間がかかりますし、忍耐も必要です。
それでも、その過程で身につけた力は、子どもにとって一生の宝物になります。

① 子どもの物をわかりやすく配置する
「自分のことは自分で」できるよう、環境を整えてあげましょう。
玄関から洗面所までの動線(人の動きの流れ)の途中に、子どもの荷物置き場を作るのがおすすめです。
歩けるお子さんであれば、目線の高さにかばん・上着・帽子を、少し下の位置に洋服や靴下を置くと分かりやすくなります。
反対に、上の位置には保育園関係の書類など、大人の物(子どもに触ってほしくない物)を置くと、自然と区別がつきます。

② 時間のシミュレーションをしておく
朝の支度は、思っている以上に時間がかかるものです。
朝の起きる時間と夜の寝る時間は、セットで考えましょう。
着替え・食事・準備に、子どもと大人それぞれがどれくらい時間を使っているのか、日頃から意識してみてください。
家を出る時間から逆算していくことで、無理のない起床時間や就寝時間が見えてきます。

③ イレギュラーなことが起こると思っておく
子どもは、思い通りにいかない存在です。
洋服を着ない、食べない、泣いてしまう……。想定外のことは日常茶飯事です。
「もう私が泣きたいわ」と思う瞬間もあるでしょう。
そんな時は、怒らず、焦らず、まず深呼吸を3回してみましょう。
家事は後回しで大丈夫です。

「子どもが自分でやるのを見守りましょう」と分かっていても、待てない日もあります。
つい手を出してしまっているなと感じたら、①と②を振り返り、少しだけ子どもに任せられる時間を増やせないか考えてみてください。

皆さまの新しい生活が、笑顔あふれる、幸多き日々となりますよう、心よりお祈りいたします。

新しい一歩を応援しています

新しい環境に向かう春は、期待とともに少しの不安もある季節です。

子ども達が安心して新しい一歩を踏み出せるよう、
私たちも日々の保育を大切に積み重ねていきたいと思います。

新生活を迎えるすべてのご家庭にとって、
穏やかな春となりますように。