モンテッソーリ教育で育った子どもたち

これまでの40年以上に及ぶ実践の経験から、この教育で育たれたお子様は、公教育に進まれてから年を経るほどにその効果がはっきりと現れ、自主・自立、自ら判断し・実行する力を持ち、その個性を発揮しながらも、全体としての人間関係において、調和と協調を失わず、また決して自己否定に落ち込んだりしない、明るい前向きの人生観に育っておられることを拝見し、益々この教育に注力する意義を深く感じております。

 

受胎期間とともに大切な誕生から6才までのどの期間を、モンテッソーリ教育でどの程度正しい成長のお手伝いが出来ますか、それぞれのご家庭の事情にもよりますし、ご両親の世界観・社会観・人生観及びその生活のすべてが密接に環境構成の要素として、お子様お一人お一人の中に毎日刷り込まれているという厳粛な事実を忘れてはならないと思います。

 

0から3才までの子育てで失敗した部分は3才から6才までのモンテッソーリ教育でその逸脱発育を修正することが充分可能です。1999年12月15日初版で講談社から出版された相良敦子先生の“幼児期には2度チャンスがある”は大変参考になりましょう。

 

ご両親の期待に沿うコースを歩むために受験戦争に参加して合格されることも、この世的には祝福すべきことです。しかし、人生どのようなことも主イエス・キリストの福音を信ずるとき、すべてが恵みであり、すべてが益となることを実感しておりますものとしましては、“モンテッソーリ教育の効果は、それぞれのお子様の命そのものとして、受肉したものとして、生涯そのお子様が正しく強く生きる力となって働いてくれるものである。”ことを強調したいと思います。

 

モンテッソーリ教育の効果の現れ方は、それぞれに異なります。ご両親に望まれて進学のエスカレーターに乗ることをめざしても、成功する方ばかりとは限りませんが、たとえその望みが叶えられず一時は落胆されても、そのお子様の天分。天賦・成長発達のリズムを信頼して、できる限りの援助をしてさし上げますならば、きっと喜びの日を迎えられることと、私たちはこれまでの実績から確信しております。