当園について

ご挨拶

梶山モンテッソーリスクールについて

梶山モンテッソーリスクールは1974年(昭和49年)横浜市鶴見区梶山の地に設立されました。創立者である故 川村洋子は、日本モンテッソーリ協会初代会長であり、モンテッソーリの3部作(幼児の秘密・子どもの心・子どもの発見)を翻訳した故 鼓常良の長女であります。モンテッソ―リ教育の理念とその志を受け継いで、夫である故 川村祐一が理事長として後押しをし、閑静な住宅街の一角にある自宅を増築し開設しました。
折しもモンテッソーリ教育の教師育成のトレーナーとしてイタリアから帰国したばかりの松本静子先生が開設された、東京国際モンテッソ―リ教師トレーニングセンターの一期生として学び、モンテッソ―リ教育の道が開かれ、約半世紀の歴史を刻んでおります。また、現在も、東京国際モンテッソ―リ教師トレー二ングセンターの実習園として、モンテッソ―リ教師育成にも貢献しております。

創立までのあゆみ

梶山モンテッソーリスクール(創立1974年)が鶴見幼児教育研究所の付属施設となっておりますのは、第2次大戦で無条件降伏した後、文化国家としての日本再建に当たって、教育のあるべき姿を再考した鼓常良は、モンテッソーリ教育を最良の教育法と判断しモンテッソーリの主著3部作を完訳し、自らも生活教育法(モンテッソーリ教育実践の秘訣)を著作に加え、すでに1962年京都・桂に幼児教育研究所を設立し、その付属「月見が丘子どもの家」で敗戦後最初のモンテッソーリ教育実践を実践していましたが、日本モンテッソーリ協会を設立の際初代会長として、この教育の普及に努めたものの、実践の面では期待を満足できるほどの効果が見られず、横浜で理想のモンテッソーリ教育実践を試みることにし、鼓常良の一人娘洋子を初代園長とし、教師全員、日々研究生活の心で、お子様一人一人のそれぞれに適切な援助をするように工夫・実践する事を目指して設立しました。

幼児教育の重要性

生涯教育という言葉はありますが、もっとも敏感に、吸収・体得出来る幼児期の重要性を認識して、本来創造主に与えられているお子様の高い可能性とそれを実現するプログラムの存在を信じて、惜しみなく注ぐお母さま方の愛情と努力は、お子様にとって「自分の幼児期は両親のあふれるばかりの大きな愛情にたっぷりと浸って育った」という幸せな思い出として、心の奥深く無意識層に確かな記憶として残るとともに、「幼い頃から独立した人格を認められ、尊重されて、自分で正しく考え・判断し・実行して、その結果に責任を持ちながら日々新たに成長のステップを踏んで、成長して行く、自主・自立に向かっての充実した幼児期」を過ごすことにより、きっと将来豊かな実を結ぶことでしょう。

教師の願い

当モンテッソーリスクールの教師は毎日が研究生活であるとの心を忘れず、お子様が自立した人間として、間違いは自己訂正しながら、確かな成長の道を歩むことが出来ますように、スクールと家庭の物的・人的環境を整える努力を積み重ねてまいりたいと願っております。

鼓 常良について

東京帝国大学独文科卒、ドイツ語・ドイツ文学・美学の教授として、東京外語大・学習院・旧制第八高等学校・大阪市立大・立命館大等を歴任。著書・訳書多数。
キリスト教会の関係で保育園の経営を肩代わり、第2次大戦後の海外における教育状況を調べた結果、モンテッソーリ教育に傾倒し、京都桂に幼児教育研究所・月見ヶ丘子供の家を設立、モンテッソーリ主著3部作を完訳、日本モンテッソーリ協会初代会長を務めた。1982年2月7日没(93才6ヶ月)
関係著書:“教育のあるべき姿”、“生活教育法”

スクールの概要

名称
梶山モンテッソーリスクール
設立
1974年04月01日
住所
〒230-0072 横浜市鶴見区梶山2-6-12
施設長 川村 洋士

園長 河田 敏子

教職体制
国際モンテッソーリ教師資格保持者6名、他に体育専任講師1名計7名

スクールの沿革

1952
マリア・モンテッソ―リ没
1957
鼓 常良「幼児の秘密」を翻訳
1964
桂幼児教育研究所付属月見ガ丘子どもの家設立
1968
日本モンテッソ―リ協会設立
同年
鼓 常良モンテッソ―リ3部作完訳
1974
鶴見幼児教育研究所付属梶山モンテッソーリ子どもの家設立
東京国際モンテッソ―リ教師トレーニングセンター発足
1975
前園長 川村洋子 東京国際モンテッソ―リ教師トレーニングセンター第1期生として卒業
1977
教室増築
1978
「梶山モンテッソーリスクール」改名
2003
創立30周年記念パーティー開催
2007
園舎耐震工事
2014
創立40周年記念パーティー開催
2015
理事長 川村 祐一没
2020
園長 川村 洋子没