お友だちの存在と影響

 園庭の端々や、また、時に大胆に真ん中に大きなアリの巣がまるで火山のようにできていて、子どもたちの目がとまります。穴から這い出てくる忙しそうなアリの口元には、土のつぶが加えられており、そのひとつぶひとつぶが穴の周りに運び出されて、見ることのできない地下に、アリのお部屋が広がっているのかと観察しながら、子どもたちの頭の中に想像がふくらんでいるようでした。
 お外遊びの時間も子どもたちの成長に欠かせない時間です。できるだけ確保してあげなければと思っています。
 のぼり棒が年中さんの中ではやっていて、一人また一人と上に上に登っています。落ちないように足を棒にからませ、両手で身体を上に引き上げていきますが、強い意志とたくましい筋力が育っていることに驚きです。
 そして、お仕事でも、お友達の存在は大きく、連鎖的に私もお友達がやっているそのお仕事がしたいと銀行屋さんがブームとなっています。
 この小さな子どもの家で、自分をつくりながら、お友達と影響しあいながら、充実した密度濃い時間をすごしていることに喜びを感じます。