かじやま畑の1月と2月

お庭の白梅の花が一輪、また一輪と咲き始め、数えるくらいだったのに、次の日には満開に咲いていました。今年も春がやってきましたね。春の風は強く、舞う花びらを集める子ども達の上で、メジロがさえずります。どこにいるの~?と大きな声に「し~~」。耳を澄ましてそのさえずりを一緒に聞きます。みんなでウフフとにっこり。
最近ではそんな春の陽気になってきましたが、寒さ知らずの子ども達は1月2月も元気に外遊びと畑の活動を致しました。今回は、畑の活動のご報告です。

3学期が明けてすぐに行ったのが、大根と人参の収穫です。

収穫は醍醐味ですね。大根や人参の二股を見つけると子どもたちの笑顔が倍増します。
大根はもう少し早めに植えたら大きくなるかな。人参は五寸人参だったので、次はもっと大きくなる種にしてみようかしらと、次回の構想も話します。

収穫した大根をご家庭で食べたことで畑への興味づけになったようです。影響力の大きさに驚きました。大根の葉をふりかけにしてお弁当で食べたという子もいました。嬉しく、ご家庭のご協力も大変ありがたく感じます。

華やかな収穫の後の畑は、少し寂しい風景になってきました。
この日は、玉ねぎの追肥です。地味な作業ですが、欠かせない作業です。子ども達はどうかしら?なんて心配をよそにやる気がすごくて、あっという間に追肥が終わりました。肥料が入ってない場所を探して、ちょうどいい量を入れてくれました。肥料のおかわりをする子もいたり、終わりにしたいからどうするの?と聞いてくれる子もいました。

この日は、寒おこしです。力作業です。土を掘り起こして逆さまにします。目標2畝です。
子どもたちは大きいスコップでどんどん掘っていってくれました。取り残しの人参など土の中のもをいろいろ発見してました。

この日は、みんなで作ったコンポストで育てた追肥を畑に入れます。じゃがいも畑に堆肥です。
子どもたちは、それぞれ、やりたい作業をしました。土を掘ったり、コンポストの堆肥を出したり、運んだり、収穫をしたり、一連の流れを理解して動いている子もいました。
堆肥の中には腐ったバナナの皮があったり、分解されていく過程も見れたようです。
桃組さん(年少さんの1つ下のクラスです)はスコップが大きくて、動かすのが大変でしたが、周りを見て気づいて、自分でシャベルを取ってきてました。


この日は、じゃがいもの種イモを切って干します。
じゃがいもの親芋はなんで腐ったり、しおれるのかと質問され、小芋を作るときに栄養を使うのよと話すと、栄養は食べる芋の所にあるの?と考えて質問してくれる子もいました。

種まきの土作りでは、掘ったりかき混ぜたりが好きなようでした。桃組さんはサンチュの収穫で必ず、収穫した葉をこするような仕草をします。夏の日に、大葉の葉やミントを収穫する際に葉をこすって香りを楽しんだのを思い出したのかもしれませんね。
この日はとっても寒く、前日の雨が土に残り、霜が立っていました。子ども達は、畑の霜や泥が魅力的だったようです。玉ねぎの追肥では日影で寒くて震えている子もいました。


この日は、ししとう、ピーマン、ミニトマトのプランターへの種まきです。簡易のビニールハウスのようにして保温します。種まきはやりたい子がやってくれました。準備が間に合わなく、あたふたしてたら、先生の作業を見て、子どもたちが手伝ってくれました!小松菜に水をやりたいとつぶやいたら、いつの間にか、水やりをしてくれていました。

この日は、なすの種まきしたり、マルチを張ったり、そら豆の摘心をしたり、作った液肥を使って水やりしたり、収穫したり、耕していろんな物が出てくるのを楽しんだり、オクラの種を収穫などしました。水やりしたいとつぶやくと子どもたちはやってくれます。
夏野菜のリクエストにメロンとスイカがでました。メロンは種からリクエストです。メロンは経験がありませんが、挑戦してみましょう。さてどうなるか…。
青組(年長)さんが桃組さんを手伝う姿が見られました。前回も黄組(年中)さんがサンチュを抜けない桃組さんを手伝っていました。

振り返ってみると、冬の間の畑仕事も盛り沢山。子ども達は積極的に活動してくれました。そして、少しずつ、主体的に活動していく姿が見られ、頼もしく感じました。
さあ、畑も春に向かっていきますね!