冬休みの幼稚園

クリスマス会が終わると、幼稚園は冬休みに入ります。

毎学期後の長期休みになると必ず職員全員で床掃除をして、お部屋の大掃除をします。毎日の掃除で雑巾がけは行っていますが、この日は本腰を入れて床を磨きます。お部屋の中の物を全部どかし、広々としたお部屋が少し寂しく感じるのは、そこに子どもたちがいないからでしょうか。あのにぎやかな笑顔を想像しながら新学期の準備をしていきます。

毎学期、少しずつお部屋のレイアウトを変えます。この時期の子どもたちは秩序の敏感期にいるので、頻繁に変える事はしませんが、変えるとしたら学期の区切りで取り組むことが多いです。いつもベストだと思ってレイアウトを決定しますが、こども達の成長や様子に合わせ、もっと良くしたい、ここはこうしたらどうだろうと、職員はいつも子どもにとって何が一番いいかを第一優先で考えます。職員の連携と、行動力はいつも抜群です。ちょっと変わっただけでもすぐに気付く子どもたち。きっと、変わった箇所を全部言い当てて、すぐに新しい秩序を受け入れてくれると思います。

卒園児さんが来てくれました。

梶山は、卒園した後も保護者の方々がいろいろとご自身の得意分野で応援をして下さいます。そこにお子さまも一緒について来てくれることがあるのですが、行きたいと思ってくれるくらい良い幼稚園時代を過ごして頂けたのかなと感じ、とてもうれしく思います。

何かお手伝いしたいと言ってくれたので、絵カードの作成を手伝ってもらいました。(もちろん、お手伝いしてもらうものが無い時もあります。)さすが、梶山出身のこども達。ハサミの使い方がとっても上手で、複雑な線もそれはそれはきれいに切ってくれます。そして、その最中の集中力は言うまでもありません。小学校や中学校生活、はたまたその後の人生で、幼稚園時代に培った経験が土台となってたくさん生かされていることでしょう。

畑にお水もあげてもらいました。畑には、少し時期をずらして種をまいた大根がまだまだ育っています。1月にみんなで収穫できるようにもう少し大きくなって欲しいな。春菊も、青梗菜も、サンチュも元気ですよ!

もうじき2020年も終わろうとしてます。この1年、私達職員は、感染対策と、新しい園生活のスタイルになれることに終始いたしました。しかし、子どもたちは順応性が高く、すっかり身に付いています。おかげさまで、大切なことは何かがわかり、あえて必要ないことは切り捨てられ、生活のスリム化が図れました。

感染力の更に強い変異された遺伝子を持つコロナウイルスが発見されたと報道されました。この状況はまだまだ新たな展開をみせて続くのかもしれません。皆様の身に迫ってこない事を願いつつ、新しい年が日本中、世界中の人々にとって幸多い一年となりますことを切に切に祈ります。