(2020.12.26 写真を更新しました)
12月。梶山モンテッソーリスクール2学期の最終日はクリスマス会です。
今年はコロナ禍で例年のようには行えず、変更に変更を重ねました。密を避けるため、保護者の皆様の人数を制限したり、換気と加湿を行い、時間を短縮しての開催となりました。皆様のご協力に感謝いたします。
クリスマス会の練習は、運動会が終わった後に、少しずつ、本当に少しずつ、段階を踏みながら日々の生活の中に取り入れてきました。
46年続く梶山の伝統でもある園児によるキャンドルサービス。火が灯るろうそくを持ち、線上歩行を行う姿は真剣そのものです。しかし、物をもってゆっくり歩く線上歩行も、ろうそくに火を付ける点滅も、入園当初から毎日の活動の中に取り入れているからこそ行えることです。とはいえ、保護者の皆様が見守る中、とっても緊張したのではないでしょうか。出来た時の安堵と誇らしげな表情がとても印象的でした。
聖劇「せかいではじめてのクリスマス」の練習は、聖書の絵本を読んだり、クリスマスの歌を歌う事から始めました。クリスマスは、サンタさんがプレゼントを持ってくるpartyな日ではなく、神様の誕生を皆が喜びお祝いした日と知ります。
「もろびとこぞりて」の歌は、本当に楽しく皆が喜びにあふれる気持ちにさせてくれます。その最後の部分で、「シュハキマセリ~シュハキマセリ~」と歌いますが、特に年少さんはこの言葉の音が大好きなようで、張り切って歌います。あまりにもおまじないのように歌うので、「おまじないでは無いのよ、どういう意味か知っている?」と聞くと、すぐに年長さんが答えてくれました。
また来年、新しい年少さん達が楽しくおまじないのように歌う時に聞いてみたら、今度は年長になった今の年中さん達がきっと同じように答えてくれる事でしょう。縦割り教育ならではの毎年の光景です。
年長さんが作ったツリーとトナカイ
今年は、年長さんと年中さんが聖劇を演じ、年少さんは聖劇の中の歌に参加し、全員で作り上げました。年長さんは一人で2役こなし、たくさんのセリフと場面の切り替えも何のその。年中さんも自分の出番をしっかり頑張ってくれました。年少さんは待ちに待った羊のダンスの歌と踊りです。思わず舞台に見とれてしまい歌も踊りも忘れてしまう子が続出しましたが、そんな姿も微笑ましいものでした。
演じ終わり、幕が降りた後も続く拍手に、まだ拍手が聞こえるね!と話す子の姿も。練習以上に頑張れた子もいれば、練習より緊張してしまった子もいます。それでも、やり切った達成感に満ち溢れた子どもたちは、その後も騒ぐことなく落ち着いて着替えてお帰りの準備ができます。こうやって子どもたちは成長をしていきます。
最後に保護者の皆様が「きよしこのよる」を歌ってくだいました。マスク越しから穏やかながら、たくさんの愛情が届きました。梶山のクリスマス会はとても素敵です。