自然、観察

12月に植えた球根が、花を咲かせました。
今年は新型コロナウイルス感染症の拡大で、3月に入り休園を余儀なくされ、お外遊びの際に球根の観察を欠かしていなかった子どもたちには、咲く寸前の観察をする機会が持てず、心が痛みます…
12月、植える前に、子どもたちには、ヒヤシンスの球根の中身がどうなっているかのお話をしました。
そして、お部屋では水耕栽培でヒヤシンスを観察し、お庭には球根を植えて待ちました。
観察するのが大好きな子どもたち。水耕栽培は根が出たり、芽が出るとすぐに気が付きます。
年少児さんは特に敏感で「わっ、でたー」「何かでてきたよ!」と嬉しそうに報告してくれますし、外の花壇では「私が植えたのはこれ!」と自分が植えた球根を本当によく覚えていて、「何色かな~」と楽しみにしてくれていました。
そして、観察することが当たり前となり、土が乾けば、すぐに気が付きじょうろで水をあげてくれる年中児さんたち。
花壇の立て札はお仕事の時間に言語教育のお仕事を通して、年長児さんが作成してくれました。
年齢や発達段階により反応も行動も違うので、教師は子どもの観察、そして提供が楽しくて仕方ありません。

球根は、全部子どもたちの手で植えていますので、花壇の隅っこに咲いたり、傾いたりしていますが、今の時期大切なのは子どもたちが自らやること。
教師は一つ植え方を見せてあげ、後は子どもたちがすべて行っています。
手や体、感覚を通して経験することで子どもは成長していきますので、これからも教師は子どもたちが主体的に活動できるような環境を整えていきたいと思います。
今年は、畑を少し拡張し、たくさんの自然に触れる機会を設けられればと計画しております。