連休明けと新しい仲間

新年度が始まり、ようやく慣れてきた頃に、長い連休となりました。


4月の間、プライマリークラスは、新しい学年になった高揚感が、新しい名札の色と共に輝き、お仕事に向かう姿が印象的でした。


赤組(年少)の新入園児さんは、だんだんに環境に慣れてくると、そんなお兄さんお姉さん達の姿をよく見ていて、トイレや着替えなど身辺の自立もかなり順調に進み、お仕事もお気に入りができました。

1歳半からのインファントクラスの4月は、さすがに朝の登園時に泣いてしまうお子さまが多く、2階のプライマリークラスまで、そのにぎやかな声が響いていました。しかし、1週間もしないうちにその声はどんどん小さく、短くなり、活動の時間が増えてきました。私たちが想像するより早かったですね。

朝のお支度から始まり、「ここに来たらどんなことをするのか」が分かってきたのか、ずいぶんスムーズになってきたように感じます。お気に入りのお仕事を見つけ、毎日繰り返す姿、新しいものを手にする姿、お別れの際の涙が出たままでも、それをする事で思わず集中して気持ちが整う姿、皆ここでの過ごし方を見つけ出したように思えます。


子どもは環境の変化にも敏感ですが、環境に慣れる力もあり、それが毎日ともなると、年齢が小さければ小さいほど早いということを感じさせてくれました。

そして、ようやく慣れてきた頃にゴールデンウイークの長いお休みになりました。連休明け、どうかな?また涙がいっぱい出てしまうかな?行きたくないなんてお家でごねていないかな?と、私たちも少し心配していましたが、久々に会えた子ども達の顔は晴れ晴れとしていて、おはようございます!とご挨拶してくれました。


きっと、お休みの間、ご家庭でもゆっくりと過ごされ、生活を整えてくださったのでしょう。保護者の皆様が、「お休み中に、ようちえんに行きたいと子どもが言ってました。」と口々に教えてくださって、それもまた安心しました。

お子さまが新しい環境にすぐになじめるかどうかは、さほど重要なことではありません。大人でも、新入社や転職と考えたら同じです。すぐに慣れる人、すごくドキドキして慣れるのに時間がかかる人、どっちが良いというわけではありませんよね。そして、新しい環境と言うのは、大人でもすごく疲れたりします。
そう考えると、子どもも同じ、いや、それ以上だと思ってあげてください。

もう少し年齢が上がってきての行き渋りは、複雑なお気持ちがあるのでしょう。ご家庭と園と連携して少しでもお気持ちが楽になるようにしていきたいです。

そんな5月のスタートですが、実は、梶山モンテッソーリスクールに新しい仲間が加わったのです。プライマリークラスでは、朝のお支度が終わると、線上歩行してお部屋を歩きながら、先生にご挨拶します。お部屋をぐるっと回ると、、、そこには「ピヨピヨ!」かわいい声の主がいます。

そう、新しい仲間は、
前年度の卒業生の贈り物の「桜文鳥」です。
綺麗な桜色のくちばしと足、元気に動き、人懐っこく「ねぇねぇ」と呼んでいる様に可愛らしく囀ります。子ども達も群がって観察します。

現在、名前を募集中。園児たちから応募して、贈ってくださった卒園生に決めてもらいます。どんな名前になるのかな。楽しみですね。

新しい仲間との生活もまた、園生活の楽しみの一つになれたら嬉しいです。