早いもので、あっという間に12月が終わろうとしています。
ぐっと冷え込み、本格的な冬が到来ですね。大人は寒い寒いと1枚上着を羽織りますが、子どもたちは寒くな~い!と元気に園庭へ出発します。そんな元気な子どもたちと同じように、かじやま畑もにぎやかです。11月と12月の畑の様子をご案内いたしますね。
9月に撒いた大根が、どんどん大きくなっていくのを感じながら、小かぶ、はつか大根、そら豆、去年育てた菜の花の種など、新たなものも植えていきました。その活動の後に、ブロッコリー、絹さや、サンチュ、里芋、人参などなど収穫できるものを探していく子ども達。収穫も、ちょこんと育ったものでも取りたがった当初と比べ、「もう少し大きくなってから収穫する」という事も分かってきたように思います。
11月は、待ちに待ったさつまいも堀をしました‼ 南のお庭ではゆずの収穫も同時に。お芋を掘った後のツルでリースも作りました。なんて豊かなんでしょう。子どもたちの笑顔がとっても尊い時間でした。
さつまいもの後の空いたスペースは玉ねぎ畑になる予定です。
また畝を作り、プランターで苗を育て、それを畑に移植するという工程が分かってきて、根っこが出ているか確認してから移植する子どもの様子も見られるようになってきました。
こんな小さな種や苗から何が出来るのかを想像する事は、この年齢の子どもにとってはとっても難しいことです。なので、春の時点では何が何だか分からずにやっていた子供たちも、収穫を経験すると、グッとイメージすることが出来るようになってきます。なので、小さいお子さんと畑を行う時は、収穫から始めるとよいと言います。もしくは、その野菜を食べてから、これを育てるよと始めた方が分かりやすいです。
収穫を全部しないで、種が出来るように取っておいたオクラを収穫して、種を取りました。思ったよりも(夏に食べていたものよりも)とっても大きな種。しかも黒い!驚きと発見の連続です。またこれを夏に向けて植えるのが楽しみです。
お店に売っているブロッコリーとはちょっと違うけど、これもブロッコリーだ!ブロッコリーはつぼみなんだよ。花が咲いた!こんなことも大発見なんです。
夏から子どもたちが少しずつ収穫してくれたミントの葉は、その度に乾燥させてためておきました。ミントティーにするお仕事として用意すると、みんながすりつぶしてくれました。その度にお部屋がとっても良い香りに包まれます。ミントのいい香りだね~と子どもたちと優しい気持ちにつつまれる時間でした。
収穫した人参も、市販では見られない形やたくさんの髭のような根っこ。これも野菜の皮むきのお仕事として活動の中に登場します。
10月に収穫したひょうたん。水に漬けて皮がむけるように腐るのを待っていました。ようやく皮がむけて、干すことが出来ました。
植える物もしばらくお休みに入り、収穫もちょっと落ち着いてきたころ、コンポストの改造が始まりました。今まであったものも、その昔子どもたちと作ったものですが、少し古くなってきました。さらに、子どもサイズには少し大きかったので、もう少し小さくして、子どもたちがコンポストをかき混ぜる事ができるようにします。
のこぎりや、トンカチで大工仕事です。これは行列が出来る程の大人気!何日もかけて、ようやく完成!
お仕事ででた野菜くずや、こぼしてしまったコーヒーのカスはもちろん、落ち葉を集めて入れて、コンポストで育てて肥料にし、また畑で使います。環境問題はこんな小さなところからでも取り組めるのです。
12月の収穫イベントは大きく育った大根!!
大根は空に向かって引っ張ると真っすぐ抜けるよとお話しすると、1人で頑張る子、力を合わせて引っ張る子、みな一生懸命です。
抜けた~! 大きい~~~!!
晴れ渡る空に、大きな笑顔が咲き誇ります。
かじやま畑はとっても豊かです。